角質どっさり肌 -Horny Skin-
角質がどっさりたまった肌は、さらに新陳代謝がわるくなり、また角質がたまる、という悪循環におちいっていることがあります。
表面にこびりついた古くてかたい角質は、大人の肌の大敵です。せっかく高機能化粧品をつけても、表面のいらない角質が吸収してしまって、ほんとうにうるおしたいところまでとどかなかったり、肌の表面に皮脂膜を形成するために皮脂を分泌すると、カチカチ角質が出口をふさいでしまって排出できなかったり...
角質がたまりやすいのは、新陳代謝のペースがゆっくりなUゾーンです。ライトをあてて、じっくりみてみてください。ワントーンくらくないですか?
角質層は、皮膚の内側の水分や栄養分をにがさない一方で、外部のウィルスや刺激から身体をまもる重要な「バリア機能」をもっています。
この角質層は、ストレスや睡眠不足で、皮膚細胞のターンオーバーがみだれたり、男性ホルモンの分泌がふえるだけで、どんどん必要以上にぶあつくなってしまいます。
ぶあつい角質層は、毛穴をふさいでしまうので、分泌された皮脂がスムーズに排出されなくなって、ニキビのモトをつくってしまいます。Uゾーンのニキビがない肌をのばしてよーくみてみると、ほかの箇所よりも肌色がワントーン暗かったり、ザラザラしていることがおおいです。
角質どっさり肌のニキビの症状はいろいろですが、とにかく、厚く硬くなった角質をとることがなによりも優先順位がたかいのです!
どっさりたまった角質をとるには?
大人のニキビ肌は、多少なりとも角質はたまっているので、定期的なピーリング洗顔はどのタイプにも必要になるとおもいます。「角質どっさり肌」も、地道にピーリング石鹸で角質ケアするうちに、徐々に正常なあつさの角質層がもどってきます。
でも、「とにかくはやくなおしたい!」場合は、「肌の外側」からと「肌の奥」からのダブルケアがオススメ!
まず、肌の表面の角質はグリコール酸などのAHAアイテムでとりのぞきます!
そして内側からは、ビタミンC誘導体で真皮にはたらきかけて、新しい皮膚細胞をどんどん生成して、「肌の奥」から古い角質を押し上げて、はがしてしまうのです!
このダブルケアでコメドを撲滅してしまおう!
外側からどっさりたまった角質をとるには?
角質を外側から除去するには、ふだんの化粧水をAHAローションにかえるだけで、かなりスピードアップできます。わたしのUゾーンにいすわるどっさり角質は、AHAローションをつけてると、ふやけた垢のようにとれることがおおかったです。
程度によりますが、しばらくつづけて、肌のトーンがあかるくなってきたらAHAローションの役目はおわりです。もし、乾燥しやすくなったり、ぴりぴり刺激を感じるようになっていたら、角質層の厚さは「正常」をとおりこしてうすくなっている可能性があります。しっかり保湿の化粧水などにきりかえましょう。
内側からどっさりたまった角質をなくすには?
内側からの角質ケアのキーワードはずばり「新陳代謝アップ」です。
まず、ほとんどの人の大人のニキビに効果があるのがビタミンC誘導体なのです!
ビタミンC誘導体は、大きくわけると「水溶性」のもの、たとえば、リン酸アスコビルナトリウム、リン酸アスコビルマグネシウム、と、「油溶性」のものがあります。
「ビタミンC」というと、抗炎症作用や美白作用が有名ですが、角質どっさりタイプにとって、もっとも重要なビタミンCの機能は、「真皮のコラーゲン生成促進」です。
皮膚の新陳代謝に必要な養分を提供する真皮のコラーゲンの生成を促進し、真皮の健康をたもって、肌の表面にこびりついたかたくて古い角質を表皮の奥でどんどんつくるあたらしい皮膚細胞でおしあげることで、内側からどっさりたまった角質をケアするのです!
水溶性ビタミンC誘導体、油溶性ビタミンC誘導体、といいますが、不安定なビタミンCを安定させるためにくっつけた成分によって「水溶性」になったり「油溶性」になっています。
どちらのビタミンC誘導体も、皮膚に吸収されると分解され、「ビタミンC」の状態になり、作用するのです。ですから、肌のタイプに応じてアイテムをえらべばよいとおもいます。
もともと乾燥肌で、とにかく乾燥が気になる人には、油溶性のビタミンC誘導体がオススメです!また、おでこや頬にもニキビがみられるようなオイリーの角質どっさりタイプなら、水溶性の方がいいかもしれません。
水溶性ビタミンCローションとはいっても、たっぷり保湿成分をふくんで、大人の乾燥タイプの肌でも強力にしっとりさせてくれるローションもあるので、(シーボディのローションを愛用して乾燥肌タイプのニキビをやっつけた体験談参照)、いろいろためして、ぜひ、肌のタイプ、ニキビのタイプにぴったりあうビタミンCアイテムをみつけてくださいね!
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