活性酸素
活性酸素は、普段、私たちの体の中で、外部から進入したウィルスや菌を殺したり消毒するはたらきをしています。
そんな大切な働きをする活性酸素でも、必要以上に生成されると、勢い余って菌やウィルスだけじゃなくわたしたちの細胞まで攻撃してダメージをあたえてしまうので、その数をコントロールすることが必要になります。
活性酸素が発生する要因
活性酸素は、わたしたちが生きるために無意識のうちにおこなっている「エネルギー代謝」の過程でかならず発生します。歩いたり、胃腸をうごかしたり、脳をつかったりするためのエネルギーをつくりだすためにとりこんだ酸素のうち、3%が活性酸素になってしまうのです。
つまり、活性酸素はわたしたちが生きている限り、ずっと生成され続けるのですが、わたしたちの体には余計な活性酸素を除去する「抗酸化物質」も同時に備わっているので、体の中にどんどん活性酸素がふえて細胞を傷つけ・・・という状態をさけられているのです。
しかし!現代の大人の生活には、エネルギー代謝以外にも活性酸素を発生させる要因があるのです...
たとえば、以下のような要因があるとき、体内には必要以上に大量の活性酸素がつくられてしまうので、細胞や体全体に悪影響をあたえることがわかっています。
◆外界に存在する要因
◆急激な代謝
◆化学物質
- アルコール・タバコ
- 医薬品
- 殺虫剤
- 排気ガス
- 大気汚染
- 食品添加物
もしも活性酸素が多すぎるときや、抗酸化物質が足りないときなどのピンチの場面で、上手に活性酸素の量をコントロールできなければ、活性酸素の攻撃をガッツリうけてしまうことになって、肌にもさまざまなトラブルを発生させてしまうのです。
活性酸素の種類
「活性酸素」とは、体内にとりこまれた酸素が不安定な電子を安定させようとして化学反応をおこすことで、もっと不安定な状態になったもの。
具体的には「スーパーオキサイド(スーパーオキシドアニオン)」「過酸化水素」「ヒドロキシラジカル」「一重項酸素」の4つの物質を指します。
これらの物質はどれも肌や体内で細胞を傷つけてニキビに炎症を起こしたり、悪化させる作用は同じだからといって、「活性酸素」とひとまとめでとらえないのは、それを効果的にやっつける方法を考えるとき、それぞれの性質のちがいに注目する必要があるからです。
そのひとつが「反応性」。
「反応性」とは、その物質がどんどん増えていくかどうか、です。
こわ〜い活性酸素をやっつけてもやっつけても、脇からあたらしい活性酸素がうじゃうじゃ生まれてくると、さすがにタチウチできません。つまり、「反応性が強い活性酸素には要注意!」ということです。
スーパーオキサイド (スーパーオキシドアニオン)
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★反応性:弱
4つの中で一番有名(?)な活性酸素。
「活性酸素が発生する要因」があるときに、まず大量に発生します。ちなみに、炎症ニキビができたたときに発生する活性酸素もこのスーパーオキサイドです。
大量に発生する割りに反応性が低いので、正しい知識できっちり処理すれば被害は意外と小さくて済む可能性が高いのですが、反応性の強い「ヒドロキシラジカル」に変わることもあります。
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過酸化水素
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★反応性:中
保健室にかならずあった「オキシドール」は過酸化水素の殺菌作用を利用した消毒薬だったんですね!そういえば理科の実験で「過酸化水素水」もつかいました。
これももっと反応性の強い「ヒドロキシラジカル」に変化してしまうこともあるので、やっぱり野放しは危険です。
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ヒドロキシラジカル
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★反応性:強
反応性が強くないスーパーオキサイドや過酸化水素も反応性が高い「ヒドロキシラジカル」に変わってしまうことがあります。
ヒドロキシラジカルはいったん発生すると、連鎖的にまわりの酸素も反応を引き起こしてしまうので、結果、大量の活性酸素によってダメージをうけてしまいます。
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一重項酸素
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★反応性:強
一重項酸素は紫外線をあびたときにたくさん発生するのですが、一重項酸素が活性酸素の中でもっともやっかいだといわれるのは、その反応性の強さのせいです。
紫外線を浴びなくなっても、そのままどんどん増えて細胞をガンガン傷つけてしまいます。
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厳密にいうと「活性酸素」はこの4つなのですが、強い殺菌作用で細胞を傷つける性質が4つの活性酸素たちとそっくりなので、活性酸素の仲間としてとらえられているのが「過酸化脂質」です。
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過酸化脂質
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★反応性:中
4つの活性酸素が「不飽和脂肪酸」とむすびついたときにできるのが「過酸化脂質」です。
過酸化脂質が恐ろしいのは、1つ1つの寿命が短い活性酸素とちがって、長く体の中で細胞を攻撃しつづけることです。
じわじわと大人の肌の体力をうばってしまうのです...
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細胞膜は不飽和脂肪酸という「脂質」から形成されていて、この「脂質」が「活性酸素」の攻撃の的になります。
その攻撃中に「不飽和脂肪酸」と「活性酸素」が反応すると、「過酸化脂質」ができあがってしまうのです。
『おとなのニキビ』の根本的な原因と活性酸素の関係
活性酸素がまず攻撃するのは細胞膜です。
細胞膜が傷つけられると、細胞内のDNAが攻撃されて、最終的には細胞自体がダメージをうけたり、破壊されてしまいます。
活性酸素が傷つける細胞には、もちろん肌の細胞もふくまれています。
つまり、活性酸素が多い生活環境の人の肌は活性酸素の影響をモロにうけて、ニキビに炎症をおこしたり、なかなか回復できなかったりするのです。
そういえば、「活性酸素が発生する要因」は、病院などで指摘される「大人のニキビの根本的原因」とかぶっていることにきづきます。
これをふまえ、活性酸素がどのように大人のニキビに影響をあたえる可能性があるか、みていきたいとおもいます。
■ストレス:
血液中の赤血球が、呼吸によってとりこまれた酸素を必要としている細胞に運搬し、細胞内では、その酸素をつかって糖質や脂肪を燃やしエネルギーをつくる過程で、消費した酸素の3%にあたる量の「活性酸素」が発生します。
わたしたちはストレスをうけると、自律神経がうまく機能しなくなるために血流障害がおき、個々の細胞は酸欠状態になります。
こうして血液がながれにくくなった状態がながく続いた後、血流が元にもどったときに、細胞はこれまでの酸欠分をとりもどそうと、一気に代謝量をふやすため、体内の「活性酸素」がどっと増えてしまうことがあるのです。
■紫外線:
布団やクッション日光に干すとなぜきもちいいのかというと、赤外線でポカポカふわふわにするだけじゃなく、紫外線をあてることによって発生する大量の活性酸素で殺菌できるからです! 人間の肌も紫外線にあたると大量の活性酸素(とくに「一重項酸素」)を生成するのですが、布団とちがってデリケートな人間の細胞や組織は活性酸素によってダメージをうけてしまいます。
たとえば、紫外線は皮膚の細胞内に活性酸素を発生させ、皮膚に炎症を起こしたり、皮膚のハリを担うコラーゲンなどのタンパク質を傷つけたり、シミの原因となるメラニン色素の生産を促し、肌のさまざまな機能を低下させてしまいます。
その結果として、ターンオーバーの周期がみだれ、角質層があつくなり大人のニキビの直接的な原因につながることもあります。
■睡眠不足:
細胞は、細胞内で糖質や脂質を燃やしてエネルギーをうみだす働きをしていますが、この「代謝」とよばれる作業の過程で、取り込まれた酸素の一部が「活性酸素」に変化してしまいます。
寝ている間、細胞はこの「代謝」の活動を最小限にとどめ、休息しているので、睡眠時間が短ければ短いほど、細胞はつねにエネルギーをもやし、生成される「活性酸素」が多くなることになります。
活性酸素を除去する抗酸化物質
大人のニキビに炎症をおこさせてしまう「活性酸素」を除去するには「抗酸化物質」が必要です。
逆にかんがえると、抗酸化物質が体内に充分あれば、通常の生活でも発生してしまう活性酸素を必要以上にこわがらなくてもいい、ということになります。
おとニキが大人のニキビ肌にまずオススメしている抗酸化物質は「ビタミンC」。
その理由は、ビタミンCが活性酸素をなくしてしまう「抗酸化」のはたらきだけじゃなく、
など、大人のニキビ肌を改善する機能をたくさんもっているので、大人のニキビをなおしてしまうためには、まずとりいれたいてっとりばやい成分なのです!
そんな万能ビタミンCの抗酸化力は「一般的な大人の活性酸素」を除去するには充分なパワーをもっています。
日常的なエネルギー代謝や排気ガスなどからうける有害物質、ストレスなどで発生するといわれる活性酸素を「一般的な大人の活性酸素」とすると、紫外線をあびたときに発生する「悪質な活性酸素」には対抗できないこともあります。
おとニキが考える「悪質な活性酸素」とは「反応性が強い」活性酸素のこと。
1つ活性酸素ができてしまうと、まわりの物質も不安定になって、電子を奪い合うので、どんどん活性酸素化してしまうのです。
つまり、上記「活性酸素の種類」ででてきた「ヒドロキシラジカル」や「一重項酸素」のことですね。
でも大丈夫!
これらの「悪質な活性酸素」に効果を発揮する抗酸化物質もどんどんみつかって、商品化されているので、紫外線をたくさんあびやすい環境の人、たばこをたて続けにすわないと落ち着かない人、など、悪質な活性酸素の影響をうける機会が多い人は、悪質な活性酸素を除去できる抗酸化物質をケアにとりいれることをオススメします!
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