Mail Magazine
■第26号 2004年11月14日
目次
1.視床下部の仕事
2.視床下部とホルモン調節機能
3.ストレスと視床下部
4.ストレスと大人のニキビとの関係
5.あとがき
こんばんは。
おとなのニキビ撲滅コンサルタントのtoofarです。
このメルマガでは、こんなニキビを『おとなのニキビ』としています。
・20歳以上のある時期から急にできたニキビ
・ほおやアゴなどUゾーンに多くできるニキビ
バックナンバーはサイトで公開しています。
今週から読まれるかたで、お時間がある方は、どうぞご一読ください。
http://www.otona-nikibi.info/mail/mail.html
(ちなみに「ホルモン」は第20号からです)
1.「視床下部」の仕事
前回、「視床下部」の仕事を勝手に人間社会にあてはめて
「社長」と称しましたが、イメージはつかめましたか?
http://www.otona-nikibi.info/mail/20041024.html
社内で社員が気持ちよくはたらける環境をつくり、
それによって会社全体の業績をアップしたり維持する社長のように、
視床下部もがんばっています。
つねに体のおかれた状況、体内の様子に気をくばり、
体の各器官がその機能を正常にはたらかせることができる環境をつくり、
健康を維持しているのです。(いつもありがとう!)
具体的に、視床下部が管理しているのはこの3つです。
3つとも「大人のニキビの根本的な原因」とふか〜いつながりがありますが
今回は「ホルモン管理機能」に注目してすすめます。
(他の2つも次回以降に登場する予定です!)
2.視床下部とホルモン調節機能
視床下部は、血中のホルモン濃度をいつもチェックして把握しています。
その状況によって、大人のニキビに関係するとされる
男性ホルモンやエストロゲン、黄体ホルモンを分泌したり、
分泌を減らしたりする指令を脳下垂体に出して、
ホルモンバランスを最適な状態に調整しているのです。
ところが、体にとって「有事」が発生すると、
視床下部は、いつもの「最適な状態」では体をまもれない!と判断して、
「有事のホルモンバランス」にもっていこうと動き出します。
3.ストレスと視床下部
日常的におきる「有事」のひとつとして「ストレス」があります。
いろんな種類のストレスがありますが、一般的にストレスをうけると
わたしたちは「つらい!」とかんじます。
そんなつらさをやわらげて、ストレスに打ち勝つチカラをあたえるために、
視床下部は、副腎髄質ホルモンのアドレナリンや
副腎皮質ステロイドホルモンなどの「ストレス適応ホルモン」を
分泌するように指令を出します。
「ストレス適応ホルモン」のうち、「アドレナリン」は
いわば「テンションを上げる」ホルモンです。(toofar理論ですが)
ジェットコースターにのると「テンションが上がる」のも
「アドレナリン」の作用です。
視床下部は、ジェットコースターのスリルを「ストレス」とうけとって
そのストレスと戦うためにアドレナリンを分泌させ、興奮状態にします。
それで「テンション」が上がって、恐怖もたのしめるのです!
ジェットコースターの後、乗り物をおりてからもしばらく
アドレナリンの興奮作用がつづきますが、
時間がたつと、いつのまにか普段の状態にもどります。
これは、危機的状況を脱したと視床下部が判断すると、
必要のなくなった「ストレス適応ホルモン」を
これ以上作用させないようにするシステムを始動させるおかげです。
このように
視床下部は、「有事」がおこってもたえられるように
ホルモンを分泌して体をまもってくれているのです。
とはいっても、ジェットコースターでテンションがあがらない人もいます。
その人の視床下部は、正常にはたらいていないのでしょうか?
4.ストレスと大人のニキビとの関係
ジェットコースターでテンションがあがらないからといって
もちろん「視床下部がおかしい」わけではありません。
ジェットコースターにのることでうける「ストレス」が
ジェットコースターでテンションがあがらない人にとっては、
「強すぎる」のです。
感覚を認知する大脳皮質は、強いストレスをうけとめると
大きなダメージをうけてしまいます。
その度合いが大きいと、視床下部もその余波をくらって、
いつものようにストレスを上手に処理できなくなってしまいます。
こうして視床下部がストレス対応ホルモンの分泌に失敗すると
ジェットコースターのスリルにたえられず
「ただこわい」と感じてしまうのです!
もうひとつ、ストレスが長く続いたときも、
視床下部がストレスをうまく処理できないことがあります。
大脳皮質から報告をうけて、ストレスを認識した視床下部は
いつものように「ストレス適応ホルモン」を分泌して対応しようとします。
このとき、視床下部は、危機的状況がなくなったらすぐに
分泌指令を解除するつもりでいるのですが、
なかなか状況がよくならずに、いつまでもストレス状態が解消しないと
「ストレス適応ホルモン」をずっと分泌しつづけることになって
視床下部や脳下垂体、ホルモン分泌器官など、
ホルモン分泌に関係する器官の制御はどんどん麻痺してしまうのです。
ちなみに、「ストレス適応ホルモン」を分泌する器官は、
あの「副腎」です。
(「副腎」は男性ホルモンを生成する器官として紹介しました↓)
http://www.otona-nikibi.info/mail/20040815.html
たとえば、副腎の制御がきかなくなると、
「ストレス適応ホルモン」は、出しっぱなし、
ついでに必要のない男性ホルモンまで分泌してしまったりして
体内のホルモンバランスはみるみるくずれてしまいます。
そうなると、大人のニキビのできやすい状態になってしまうことが
推測できますよね?
5.あとがき
わたしが病院や化粧品売り場で、
大人のニキビの原因として一番よくきいたのが「ストレス」でした。
たしかにわたしは生まれつき負けず嫌いの性格な上、
就職してからはずっと納期におわれる関係の仕事のせいで
毎日ストレスとは切り離せない生活をおくっています。
でもそれを「大人のニキビの原因」といわれても、
[ストレス] → [?] → [大人のニキビ]
[?] の部分を説明してくれないので、なんだかピンときませんでした。
たしかに [?] の部分に当てはまるものは1つではないので、
ずばっと断言してしまうのはむずかしいのですが
今回は、ホルモンについての大きい流れを [?] にあてはめてみました。
次回も視床下部を基本軸に、大人のニキビの根本的な原因に
せまりたいとおもいます!
視床下部は、ホルモンの調節をするだけで大変なのに、
まだまだ仕事があるのです...
toofar
|