Mail Magazine
■第21号 2004年8月15日
目次
1.「ホルモンバランスがくずれている」ってなに?
2.病院で「ホルモンバランス」をととのえるには?
3.毎日の生活の中で「ホルモンバランス」をととのえるには?
4.あとがき
おはようございます!
おとなのニキビ撲滅コンサルタントのtoofarです。
前回は、女性ホルモンについてお話しましたが、
今回からは、徐々に大人のニキビとホルモンの関係を紐解きます!
このメルマガでは、こんなニキビを『おとなのニキビ』としています。
・20歳以上のある時期から急にできたニキビ
・ほおやアゴなどUゾーンに多くできるニキビ
バックナンバーはサイトで公開しています。
今週から読まれるかたで、お時間がある方は、どうぞご一読ください。
http://www.otona-nikibi.info/mail/mail.html
1.「ホルモンバランスがくずれている」ってなに?
「ホルモンのバランスがくずれて、
それが大人のニキビが発生する根本的な原因になっている状態」
とは、具体的にどういうことでしょう???
この問題の答えは、ひとつではありませんが、
まず、一般的にかんがえられているものとして、
「卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌がへり、
男性ホルモンがふえている状態」
があります。
「卵胞ホルモン(エストロゲン)」についてはもう大丈夫ですね?
わすれてしまった人は、バックナンバーでおさらいしてくださいね。
http://www.otona-nikibi.info/mail/20040801.html
「男性ホルモン」は男性だけのものではなく、
女性も男性の20分の1の量が「副腎」という腎臓の上にある内分泌器官
から分泌されています。(ちなみに、男性は精巣から分泌されます)
「男性ホルモン」は、生きていくのに必要なホルモンですが、
大人のニキビに関係する以下の2つの作用があります。
男性ホルモンのこれらの作用によって、皮膚の角質層を厚くしたり、
皮脂を多く分泌し、大人のニキビの直接的な原因をつくることがあります。
肌の新陳代謝をたかめ、健康でみずみずしい皮膚をたもつ「卵胞ホルモン」
の分泌がへっている状態で、角質層を厚くして皮脂の分泌をふやす
「男性ホルモン」がふえているところを想像してみると、
「これはまずいぞ!」
と判断できますよね?
2.病院で「ホルモンバランス」をととのえるには?
では、この「ホルモンバランスがくずれた状態」を改善するためには
どうすればよいのでしょう?
たとえば、大人のニキビを改善するために、ホルモン剤をつかった
「ホルモン治療」をとりいれている病院があります。
病院でのホルモン治療は、まず、血液を採取して、
血中の卵胞ホルモン(エストロゲン)や男性ホルモンの量を測定すること
からはじまります。
このとき、エストロゲンの量が少ないとか、
男性ホルモンの量が多いといった異常が確認されたとき、
「大人のニキビの根本的な原因は"ホルモン"だ!」
と判断されます。
「ホルモン治療が有効なタイプのニキビ」だと診断されたときのみ
ホルモン治療はおこなわれるのですが、この治療には、
比較的リスクの低い中または低用量の「ピル」をもちいることが多い
ようです。
「ピル」は、もともとは人工的に妊娠した状態をつくりだすことによって
排卵を抑制し、避妊するための薬です。
妊娠した状態を保つために「黄体ホルモン」を優位にする必要があるので、
ピルには、もちろん黄体ホルモンがふくまれていますが、
その効果をたかめるために、黄体ホルモンだけでなく
卵胞ホルモン(エストロゲン)も含んでいるものが一般的です。
ちなみに「中用量」とは卵胞ホルモン(エストロゲン)含有量が50μgのピル、
「低用量」とは50μg以下のもののことを言います。
女性ホルモンと男性ホルモンは、お互いに反対の作用を持っている部分が
多くあるため、「ピル」は、必要な女性ホルモンを補給することで、
体内のホルモン量を安定させ、男性ホルモンの分泌をおさえ
「ホルモンのバランスをととのえる」効果があるといわれています。
これによって、男性ホルモンによる過剰な皮脂の分泌はおさえられ、
不必要に皮膚が角質化されることがなくなると、
角質層は表皮のターンオーバーにともなって、
2〜3ヶ月かけてゆっくり正常なあつさにもどっていきます。
そして、最終的には、
「皮脂」と「角質」という大人のニキビの「直接的な原因」が排除される
ことによって、大人のニキビが改善する
という流れです。
ただし、ピルもホルモン剤の一種なので、低用量といっても
必ず身体になんらかの影響はあると考えてください。
これをしっかり理解してからとりいれられることをオススメします。
- 長期間服用すると、乳がんや子宮がんなど、ホルモン由来の病気を促進させてしまうことがある
- 便秘や太りやすいなど、妊娠時の症状がでる
- 血栓症や心筋梗塞の副作用があることがある
(そのリスクの高い喫煙者には、ピルが処方できません)
- 免疫力が低下する副作用があることがある
また「ホルモンバランス」は、大人のニキビの「根本的な原因」であるため
直接的に作用しない分、こういうこともあります。
- ニキビが悪化する場合がある
- 2〜3割は効果がない人がいる
- 服用をやめると再発する場合がある
「ピル」とひとことでいっても、ふくまれる黄体ホルモンの種類によって
作用の仕方が変わってきます。
中には、大人のニキビに対して、まったくの逆効果をおこしてしまうものも
ありますので、婦人科と皮膚科の知識と、ニキビのホルモン治療の経験の
両方が豊富な医師に処方してもらうことが望ましいといえます。
3.毎日の生活の中で「ホルモンバランス」をととのえるには?
ポリシーにしたがって、「なるべく外から、負担すくなく」派のわたしは、
人工的(?)な「ホルモン治療」にはあまり賛成ではありません。
どんなに病院で安全だといわれても、がん細胞がすでに発生しているとき、
乳がんや子宮がんなどの進行をはやめてしまうことは
厚生省より発表された「低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン」
でも記載されています。
もちろん大人のニキビも、皮膚の病気ではありますが、
わたしは、生死にかかわる「乳がん」や「子宮がん」などとは
性質がちがうような気がしています。
「ホルモン」とは、もともと体の中で分泌されるものですから、
科学的なくすりをつかわなくても、上手に指令をあたえることができれば、
自分の体の中で、必要なホルモンの分泌を促すことができますし、
過剰なホルモンを抑制することも可能なはずです!!!
次号からは、その方法を紹介したいとおもいます。
4.あとがき
ホルモンは、普通に生活していると、まったく意識しませんが、
肌のトラブルをつきつめていくと、すべての「オオモト」のような
気さえしてきます。
次回から、毎日の生活の中で「ホルモンバランス」をととのえる方法を
紹介しますが、
「そんなことがホルモンに関係するの〜?」
てことがたくさんあるとおもいますよ。
でも、しょせん、ホルモンは自分の体の中の小さな伝達物質です。
ふりまわされずに、こっちがコントロールしてやりましょう!
(きまった!)
ご意見、ご感想、大人のニキビに関する情報、はげましなど、
どんなことでもメールくださると、とてもうれしいです!
それでは、また。
toofar
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