女性ホルモン
女性の場合、毎月の生理やその前の不調など日々の生活の中で「ホルモン」を意識することがおおいと思います。
わたしにおいては、生理がちかづくと、ニキビができやすいだけでなくとにかく病的に眠くなります。
充分睡眠時間をとっても、眠気がなかなかとれなかったり、がんばって起きていようとしても、気を失うように一瞬ねてしまったり..ねむいのって、ほんとうにつらい!
ほかにも
- かぶれやすくなる
- 化粧のりが悪くなる
- 集中力がなくなる
- 食欲がでる
- むくみやすい
など、症状はさまざまですが、生理の周期によって身体に変化があるひとは、意外に多いようです。
この変化こそ、女性ホルモンの作用なのです。
女性ホルモンの基礎知識
では、まず「女性ホルモン」の基礎知識をつけておきましょう。
◆1:卵胞ホルモン(エストロゲン)
卵胞ホルモンは、女性らしさ、美しさ、若々しさをサポートするホルモンです。
皮膚の水分量やコラーゲンをふやし、肌をふっくらやわらかくしたり、新陳代謝を活発にして、健康で抵抗力の肌に保ちます。また体は、脂肪をたくわえ女性らしい体にします。
その他、骨量や脂質代謝をコントロールしたり、自律神経のバランスをととのえる働きもあり、女性の心と体の健康にふかく関係しているホルモンであるといえます。
◆2:黄体ホルモン(プロゲステロン)
黄体ホルモンは、妊娠、出産をコントロールするホルモンです。
つまり、女性の身体を妊娠しやすい状態、または、出産まで赤ちゃんの育ちやすい状態をつくるため、身体に作用します。
具体的には、体温をたかくたもち、身体に水分をたくわえ、食欲を増進したり、睡眠をたくさんとるようにしたりします。
赤ちゃんにとって居心地のよい状態をつくる「黄体ホルモン」の副作用として、こんなものがあります。
- 皮脂がたくさん分泌される
- 新陳代謝ががわるく、身体に老廃物がたまりやすい
- 便秘になりやすい
これ、どこかできいたことがあると思わば、病院などで指摘される「大人のニキビの根本的な原因」ではないですか!
どうも「黄体ホルモン」が大人のニキビとふかいかかわりがあるといえそうです。
女性の生理周期
「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と黄体ホルモン(プロゲステロン)の2つの女性ホルモンの分泌バランスこそが、生理の周期となります。
生理の周期とホルモンをすこしおさえておきましょう。
| 【卵胞期:月経後の1週間】 |
| 黄体ホルモンと比較して、卵胞ホルモンの分泌が急速にふえるので、「卵胞ホルモン」の作用がもっともあらわれる時期です。 |
(1)大脳の「視床下部」から脳下垂体へ卵胞刺激ホルモン分泌指令
(2)下垂体から卵胞刺激ホルモン(FSH)分泌
(3)卵胞が成長し、成熟する
(4)卵胞(卵巣)から卵胞ホルモン(エストロゲン)分泌→排卵
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| ↓ |
| 【排卵期】 |
(5)卵胞から1つの卵子を排卵
(6)卵胞ホルモン(エストロゲン)が一定量に到達
(7)下垂体から黄体化ホルモン(LH)分泌
(8)子宮内膜を厚くする
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| ↓ |
| 【黄体期:排卵から月経までの2週間】 |
| 卵胞ホルモン」の分泌がへり、黄体ホルモン」が徐々にふえるため、「黄体ホルモン」の作用があらわれる期間です。 |
(9)卵胞から黄体へ変化
(10)黄体(卵巣)から黄体ホルモン分泌
(11)受精卵が着床しやすいように子宮内膜をやわらかく準備
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| ↓ |
| 【月経】 |
| 月経中は卵胞ホルモン、黄体ホルモンともに分泌がおさえられます。 |
(12)受精しなかったとき、黄体は退縮し、吸収される
(13)血液中の黄体ホルモンは減少
(14)不要な子宮内膜がはがれ、血液とともに排出
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一応、流れを全部かきましたが、とりあえずは、2つのポイントだけをおさえればOKです!
▼ポイント1:
卵胞期は「卵胞ホルモン」の影響を多くうけるため、肌の調子がよい
▼ポイント2:
黄体期は「黄体ホルモン」の影響を多くうけるため、肌の調子がわるい
どうやって「卵胞期」や「黄体期」をみつけるかというと、「基礎体温」です。
基礎体温をつけると、排卵期に体温が急上昇していることがわかります。
女性ホルモンが正常に分泌されているかをはっきり目でみることができるので余裕があれば、測ってみてもいいとおもいます。
ちなみに基礎体温を測る体温計は、一番安いもので1000円くらいですが、測定に10分かかったり、手書きの表をつけたり想像以上に大変なので、コンピュータ内臓のもの(4000円〜12000円)がオススメです。
女性ホルモンのまとめ
こうして「基礎知識」をみていくと、冒頭の「病的にねむくなる」症状も、黄体ホルモンの作用のようですね?
参考までに、すこし検証してみます。
考えられる具体的な理由は2つ。
まず、「体温」です。
睡眠は、体温が徐々に下がるとともに深くぐっすりねむることができるといわれますが、黄体期の2週間は体温が高い期間なので、いつもよりも眠りが浅くなっている可能性があります。
それが、日中の眠気につながっている、という見方ができます。
もうひとつは、「黄体ホルモンの分泌される目的」です。
黄体ホルモンは、妊娠をサポートするホルモンなので、子どもをまもるために活動をゆったりしたものにしたり、身体をゆっくりやすめるよう作用します。
これが、眠気につながっていると考えられます。
「原因」がわからないものほど、不安で不快で憂鬱です!
こんなふうに、ちょっとした知識をつけるだけで、説明がつかなかったことを説明できたりするのが「ホルモン」なのです。
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