冷え性
恒温動物である人間は、まわりの温度が低いからといって、すぐさま体が冷えることはないはず。
なぜなら「自律神経」が血流を増やしたりへらしたり、熱をつくったり汗をかいたりして、体温を一定にしようとはたらいてくれているからです!
でも、エアコンのきいた部屋に1日中いたり、ストレスがたくさんあるだけでも、この「自律神経」は、カンタンにくるってしまうのです。(もっとふか〜くしりたい度胸のある人は、ホルモンについてを参照してくださいね!)
さて、こうして自律神経が上手にはたらかず、体温調節ができなくなると、「暑がりの寒がり」や「冷え性」とよばれることになります。
「冷え性」は身体の代謝をおくらせて、肌にも悪い影響をあたえてしまいます...
- 身体の器官の機能がおち、栄養分の吸収がスムーズにいかない
- 毛細血管が収縮し、肌表面への必要成分の供給ができない・老廃物がたまる
- 皮膚細胞の新陳代謝の働きがわるくなる
冷え性からくる悪影響によって、まず「くすみ」や「むくみ」が症状としてあらわれます。
さらにひどくなると、栄養不足で新しい皮膚細胞が順調に作られないために、古い細胞がカチカチ角質にかわって、皮脂の排出をさまたげ、『おとなのニキビ』につながってしまうこともかんがえれます。
冷え性が『おとなのニキビ』と直結しているわけではないですが、「さむい、さむい」といっているときの顔を鏡でみてみると、眉間にシワ、血行がわるくてくすんだ肌の色、確実に2〜3歳ふけてます!
ふけ顔をつくってしまう冷え性の対策は、「常に冷えないように気をつける、もし冷えたらあたためる」、ただそれだけなので、できれば気をつけてみてください。
たべてあたためる
冷えてしまった体を手っ取り早くあたためるには、ずばり!おなかからです。
お茶やスープ、ラーメンやうどん、鍋料理などあたたかい飲み物や食べ物をとりましょう!
「汁物」は、たべる時の蒸気で肌のしっとりしてくれるというプラスアルファ効果もありますよ!
わたしは、冷え性、かつ、胃腸のうごきがわるいので、スープ系のたべものが大好き!
レシピというほどじゃないけど、とってもカンタンなのに評判のいい
からだをあたためる根野菜とコラーゲンのとり肉をつかった簡単ポトフの作り方を公開します。
真夏はきつい人も、秋がきたら、ぜひ、おためしください!
鍋に唐辛子をくわえたり、カレースープにしてみたり、胃腸をこわさない程度の強烈過ぎないスパイス使いも体をあたためるのに有効です!
酢であたためる
「酢が血をさらさらにする」のは、もう常識レベルですが、酢は、冷え性にもかなりいい!
冷え性とは、つまり、血行がわるくなっている状態です。
血管をさらさら流れる血液なら、血行もわるくならないハズ!結果、冷えにくい体になる!!!
ということで、もともとミネラルウォーターがすきで、毎日1リットルくらいはのむのですが、それに30mlの酢をいれてのみはじめてから、ほんとうに冷えにくい!
値段はピンキリ、種類もたくさんあって、選ぶのにまよいますが、チェックポイントをおさえてくださいね
- 穀物系
りんごやぶどう酢などフルーティでおいしい果実酢よりも、麦や玄米などの穀物から醸造した酢はアミノ酸が豊富です!
- 1年以上熟成したもの
熟成期間とアミノ酸の量は正比例します。最低1年以上熟成させた酢はコストが高く値段も高いですが、安い酢はもれなく、熟成期間が短くてアミノ酸の量がすくないことをおぼえておいてくださいね!
最近はあまりすっぱくない飲みやすい酢がはやっているみたいですが、この条件にあう酢は、わりとすっぱいです。
でも、10倍〜20倍にうすめると、いわゆる「くせになる味」で、おいし〜んです。
今は「薩摩黒寿」
という酢を20本以上リピート中です!
体をきたえてあたためる
がっちりしたおとこの人は冬でも薄着だったり、汗をかいたりしていますよね?あれは「筋肉」が発熱しているからです。脂肪がおおくて筋肉がすくない女性は「冷え症」なのはあたりまえといえばあたりまえですが、おもいきって、すこし筋トレしてみるといいかも。
筋肉量がふえると基礎代謝がアップして冷えにくいだけじゃなく、太りにくい体質にもなるので、一石二鳥なのです!
しっかり寝てひやさない
よ〜く眠ると副交感神経がはたらいて、全身リラックスした状態になります。
手足の末梢神経までくつろぐことで、血流がよくなって、手足が冷えにくいのです!
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