サリチル酸のケミカルピーリング
病院で、『おとなのニキビ』の治療でケミカルピーリングをおこなうことになったとき、まずあがるのがグリコール酸や乳酸など「AHA」をつかったケミカルピーリングです。
でも最近、AHA以外で日本の病院でもニキビ治療につかわれている酸に、「サリチル酸」があります。
サリチル酸は、もともと『おとなのニキビ』の原因となるいらない角質を剥離させる効果がたかいことがわかっていたのですが、
- ピーリング液の肌への刺激がつよい(痛みをともなう)
- ピーリング後に炎症をおこすことがある
ことなどから、『おとなのニキビ』治療にはあまりつかわれませんでした。
この刺激や炎症は「サリチル酸」のせいというよりも、サリチル酸を溶解している「エタノール」による作用でした。
では、なぜ、最近になってこのサリチル酸がニキビ治療に使用されているかというと、サリチル酸をエタノールではなく、ワックス状の「マクロゴール」という溶剤で溶解したサリチル酸が開発されたからです。
このあたらしい薬剤は、エタノールをつかっていないので、ピーリング中も全く刺激がなく、ピーリング後は炎症などのトラブルもおきにくいため『おとなのニキビ』治療にも使用されるようになりました。
サリチル酸のケミカルピーリングのメリット
- かたく閉じた毛穴をひらいたり、角質除去作用がたかい
- ピーリング中の痛みがなく、炎症もおきにくい
グリコール酸のように、肌の奥に浸透して保湿や真皮の新陳代謝促進へ直接作用することがないかわりに、皮膚の表面のいらない角質層の除去にたいする効果はグリコール酸よりも高いといわれています。
サリチル酸のケミカルピーリングのデメリット
- 角質除去以外の効果はあまり期待できない
- 薬剤が高価なため、AHAのピーリングよりも高く料金設定している場合がある
サリチル酸のケミカルピーリングの費用
薬剤が高価なため、AHAのピーリングよりも高く料金設定している場合もあり、1回8000円から15000円が相場のようです。
サリチル酸のケミカルピーリングに必要な回数、期間、時間
ニキビの状態によって異なりますが、1回ではあまり効果がなく、1ヶ月間隔をあけ、連続して3〜5回施術する方が効果があるといわれています。
ピーリングをおこなっている時間は5〜10分ぐらいです。その後、肌の冷却などを行いますので、だいたい1時間を目安に予約をうけつけている病院が多いようです。
サリチル酸ケミカルピーリングの手順
「サリチル酸」も、AHAのピーリング同様、ピーリング後も、いつもどおりの生活ができることです。化粧水などで肌を
ととのえ、UVクリームと必要ならメイクをして帰宅します。
「サリチル酸」を使用したピーリングは、以下の手順で行われます。
- メイクオフ、洗顔
- 目を専用のゴーグルでガード
- ワックス状のサリチル酸を、顔にのせ、毛穴のつまりがある部分を中心にくるくるとマッサージをおこなう
(*
マッサージを行う人は医師とはかぎりません)
- 一定時間(通常は5〜10分)経過後、ふき取る、または、水でながす
- 冷却
「マッサージ」というところがグリコール酸のピーリングの手順とちがうところですが、薬剤がワックス状なので、毛穴の奥深くまでゆきわたらせるには「マッサージ」が必要なのです。
まとめ
AHAは、ピーリング後すぐに、肌がなめらかになったり、色素沈着が改善するなど、目にみえる効果がありますが、サリチル酸の場合は、後日、コメドがとれていることを確認するまで、その効果が「よくわからない」というのがわたしの実感です。
今のところ、「サリチル酸」のピーリングは、グリコール酸や乳酸などAHAピーリングで、あまり効果がなかった場合につかわれることが多いようですが、ニキビや個人の肌の質によっては、サリチル酸のピーリングの方が、効果的な場合もあるようです。
もし、AHAがまったく効果がなくて、ニキビの治療をあきらめかけている人がいれば、一度「サリチル酸」をためしてみる価値はあるかもしれません
また、おなじ「AHA」でも、月に1回のピーリングと、毎日自宅でのピーリング洗顔などでも、その効果がかわってきます。
何回か続けて効果がないなら、あたらしい使い方をさぐってみる、というのは、いい方法だとおもいます。
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